口唇ヘルペスの症状

口唇ヘルペスの症状

口唇ヘルペスは、ヘルペスの中でも最も一般的(というのも困りますが)な疾患です。日本人においては約1割が口唇ヘルペスにかかっているとされています。

唇を噛みしめる

口唇ヘルペスの症状は口の周りの一部に痒みがでる、赤く腫れてピリピリとするなどの症状ではじまりますが、初めて感染する場合と、口唇ヘルペスが再発した場合では症状が異なります。また、体調によっても症状が軽かったり重かったりなどの影響を受けます。

初めて感染する場合、大人と子供でもちがいがあり、子供の場合、大抵の場合は無症状、あるいは軽い風邪気味程度の症状を呈し、ヘルペスに感染したことに気付かない程度です。大人の初感染では一週間程度の潜伏期間を経て、口の周りや唇が痛痒くなった後に5mm程度の水ぶくれができます。頭痛や発熱、倦怠感などの全身症状が現れることも多く、重症化する可能性がありますので十分に注意しておく必要があります。

ウイルスに一度感染してしまうと、口唇ヘルペスの症状が治まってからも神経節にウイルスが潜んでいます。体力が落ちるなど人間の様子をうかがってウイルスは活動を活発化します。再発を繰り返すのは年に1~2回程度で、通常は再発する毎に症状は軽くなっていきます。

再発の場合の症状は最初にピリピリ感がでますが、何度も経験すると、初期の症状で「口唇ヘルペスが発症する」とわかるようになります。この症状から半日程度で赤い腫れができはじめます。通常は一週間程度でかさぶたになり、数日~2週間ほど経過すると自然に治ります。

再発の場合、大抵は軽症で済むとはいっても、体調が悪い状態などの悪条件が重なれば、初感染と同じように全身症状が起こる場合もあります。跡も残りやすくなってしまいますので、決して軽視しないことも大切です。


関連記事

  1. 口唇ヘルペスができてしまったら
  2. 口唇ヘルペスは再発しやすい
  3. 口唇ヘルペスはうつります
  4. 口唇ヘルペスの再発を予防する
  5. 口唇ヘルペスの症状
  6. 口唇ヘルペスの原因
  7. 口唇ヘルペスの治療内容と注意点
  8. アトピー性皮膚炎と口唇ヘルペス
  9. 歯科治療で口唇ヘルペスに?
  10. お酒と口唇ヘルペス